水槽を立ち上げる際、濾過を回して有害物質を分解してくれるバクテリアを沸かすのがアクアリウムの基本中の基本ですが、生きているバクテリアを直接入れてしまえば即座に分解が始まる訳でして、そんなことできるの?と疑問を持つ方も多いと思います。
結論から先に言うとそれは100%飼育水で立ち上げるやり方です。
飼育水は立ち上がって生物を飼育している水槽の水の事を言います。水というかバクテリアの流用なのでビーシュリンプを飼育している水槽じゃなくても大丈夫ですが海水はNGです。できればソイルを使用している水槽がベストです。
飼育水には豊富にバクテリアが存在しているので流用してしまおうという方法なんですが、いきなり有機物いっぱいの水槽に飼育水を入れてもバクテリアは
「わーい!食べるものがいっぱいだー!あっちの水槽にいた時は俺たちが食べてやってるのに換水ばかりされていつも腹減って死にそうだったもんな!」
とはなりません。
なのでバクテリアにとって良い環境を作ってあげることが必要です。
バクテリアが一番活発に分裂する水温30℃に上げ強めのエアレーションをしてあげます。とはいえ相手はアマゾニアですからかなり手ごわい訳でして、なのでソイルは薄敷にしてソイルからの有機物の溶出をなるべく緩やかにします。約一週間その状態を維持しその後全換水し水温を適性値に戻します。
そうすることで比較的早い段階でアンモニアと亜硝酸の分解が進みエビを入れてもそれほどダメージを受けずに飼育が可能となります。
ソイルは薄敷なので当然底面フィルターは使えません。なので外部フィルターやスポンジフィルターなどが良いでしょう。その他水草や流木の流用も効果が高いので積極的に流用していきます。
ですが、たった一週間の立ち上げ期間なのでエビを入れた後も短いスパンで少量換水を続ける必要があります。
この方法は水の状態からの情報でしか判断材料がないので経験値で差が出るちょっと難しい方法ですが、失敗が少ないやり方なので一度お試しあれ♪
記事数は少なめですが随時更新していきます^^
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