サテライトは個体の選別や水合わせ、種親同士のピン掛けなど、使用法は多様でビーシュリンプ飼育にとっても役立つアイテムで、多くの人が使用していると思います。
シュリンプを飼育している人はサテライトにソイルを敷いている人も多いと思いますが、初めて使用する人はどのようなソイルを使用すれば良いか迷う人もいるかと思いますので、少し解説していきたいと思います。
サテライトにソイルを敷くメリット
メダカやグッピーなどの小型魚の隔離やピン掛けをする場合は、ペアタンクでセッティングするのが一般的ですが、シュリンプはほとんどが底層を歩き回って生活しているので、ベアタンクよりソイルを敷いておいた方がエビには優しいと思います。
我々人間も家の床がツルツルだと色々と生活が困難になりますよね。
サテライトに敷くソイルは薄く
サテライトは水槽本体以外にちょっとだけスペースが欲しいなって場合のサブ的な役割を担ってもらいたいので、サテライトによって水槽本体が影響を受けるということはできれば避けておきたいですよね。
サテライトからの影響を極力抑えるために、極端に言うとソイルはパラパラと撒く程度で、底全体が隠れるほど敷かなくても大丈夫です。
サテライトにソイルを厚く敷くとどうなる?
サテライトも水槽と同様にしっかり立ち上げをしたいと考える人も、もしかしたらいるかもしれませんが、立ち上がった水槽から水を汲み上げてサテライトを通し、水槽に戻すだけの構造なのでサテライトを単独で立ち上げる必要はありません。
なのでソイルは厚く敷いてはいけません。なぜなら厚く敷いたソイルからは、薄く敷いたソイルに比べてソイルから溶出される有害物質が多いからです。
特に、アマゾニアなどの栄養系ソイルは養分の溶出量が多く、せっかく立ち上がっている水槽に足しソイルをしていることと同じことになってしまいます。
普通は調子の良い水槽に足しソイルなんてしませんよね。
サテライトは水槽の延長と考える
サテライトに敷くソイルは水槽に使用しているソイルを使う方が良いのかな?と思う人も多いと思いますが、実際にはそれほど影響は受けないので極端に水質が変わるようなソイルでなければ特に気にする必要はありません。
アマゾニアを使用している水槽にアマゾニア以外のソイルを入れたサテライトを設置してもOKですし、吸着系ソイルを使用している水槽にアマゾニアを入れたサテライトを設置しても基本的には大丈夫です。
ただ、あくまでもソイルは薄敷きの場合に限ります。
まとめ
サテライトは考え方次第で用途はかなりあります。
個体の隔離やピン掛け、新規導入個体の水合わせの他に、未使用の濾材を入れて回しておけば自然とバクテリアが定着しますし、流木の灰汁で着色した水槽に活性炭や吸着系ソイルを入れたサテライトを設置すればサテライトの中の活性炭やソイルが黄ばみを吸着してくれます。
使い方はあなた次第♪
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