ビーシュリンプ水槽 あなたは換水派?足し水派?

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ビーシュリンプを飼育している人のブログなどを見ると水槽の水は換水派と足し水派と両方いますが、足し水のみでうまくいっている人もいるし、換水しなきゃだめだ!っていう人もいるし・・・一体どちらが正解なのか道産子海老の知識の範囲で解説していきたいと思います。

 

と、その前に、道産子海老宅ではほとんどの水槽が換水9割足し水1割で行っています。ですがこれはそれぞれの飼育環境によって変わると思っています。

 

目次

換水を行う意味

換水の目的は水槽内の汚れた水を排出しきれいな水を入れることですが、この汚れた水の意味はアンモニアや亜硝酸のことではなく主に硝酸塩のことを指します。

アンモニアや亜硝酸は水を浄化するバクテリアの餌となるため、本来は水槽外に排出してしまうとバクテリアが餓死してしまうことになります。バクテリアが餓死してしまうとエビの糞や残り餌が水を悪くしてしまいエビを飼育できる水にはならないので、本来はアンモニアや亜硝酸の除去を換水ではなく濾過器を設置してバクテリアに頼るのが一般的なアクアリウムの基礎です。

硝酸塩自体は比較的無害といわれていますが、それは観賞魚に対してのことで、エビの場合は硝酸塩の過剰な蓄積は体色を悪くさせたり餌食いが悪くなったりします。魚よりもデリケートなエビにとっては本来はあまりよろしくない物質なので多いよりは少ない方が良いです。

 

換水を行ってうまくいく水槽

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アマゾニアなどの栄養系ソイルは、立ち上げ後まもなくソイルに含まれる大量の有機物が溶け出しアンモニアや亜硝酸が多く検出されるようになります。それらを分解する濾過バクテリアが繁殖を始めると徐々に少なくなっていき安定していきます。

しかしアマゾニアに含まれる有機物は長期に渡ってソイルから溶け出すため、アンモニアや亜硝酸が検出されなくなったからと言って換水をやめると途端に調子を崩すことがあります。これはバクテリアが分解して亜硝酸から発生した硝酸塩が原因のことが多く、定期的に換水を行っていればさほど問題になることはありません。

 

足し水のみでうまくいく水槽

足し水派の大半が吸着系ソイルでの飼育者かと思います。簡単にいうと吸着系ソイルは水槽立ち上げ初期に発生するアンモニアや亜硝酸をソイルが吸着し生体への害を無くすといったシステムで、ある一定の期間が過ぎるとその吸着効果が徐々に弱まり最終的には吸着しなくなってしまう俗に言うブレイクという現象が起こります。

その吸着力が強い期間は足し水の方がうまくいくことが多く、逆にその期間に換水を多くするとソイルの劣化が早まる傾向にあるのでブレイクも早く訪れます。昔は濾過層に活性炭を入れたりして過剰なアンモニアや亜硝酸を吸収させていました。まだ吸着系ソイルというものがなかった時代には考えられなかった画期的な飼育法ですが吸着力の劣化の見極めが飼育のポイントになります。

 

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