水草レイアウトとビーシュリンプ飼育の両立はあり?

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ビーシュリンプと水草は非常に相性が良く、稚エビや抱卵個体の隠れ家や、その中に発生する微生物がエビの栄養源にもなることから、ほとんどの方が水槽に水草を入れていると思います。

 

ネイチャーアクアリウムを推奨するADAも、水槽内に生態系を作ることで魚が健康で生きることができるとしていますが、もちろんエビに関しても同様の事が言えます。

 

しかし、水草レイアウトコンテストに出品するような作り込んだレイアウトでは、生き物が健康に生きる為の生存環境は良いのですが飼育環境としてはあまりよろしくはないです。

 

まずはエビを選別するために網を入れるスペースが少なくなります。

 

そして、水草が生い茂って複雑に絡まりあう水槽ではエビの餌寄りが極端に低下します。環境が良ければ餌なんて与えなくても良いんじゃない?ということもありますが、餌を与えるのと与えないのではエビの成長速度が全然違います。

 

CO2を添加する場合は添加中のCO2濃度にも注意が必要ですし(スピードコントローラーなどで厳密に添加速度を管理)夜間にしっかり曝気しないとすぐに酸欠を起こします。また、死水域ができることで生体に良くない嫌気層が発生することもありますし、一度発生すると中々駆除が難しい藍藻が発生する確率も高くなります。苔を駆除するために水槽内をいじることになるのでそれもエビにとっては良くないでしょう。

 

石組レイアウトで単一水草などシンプルなレイアウトであれば上記のような死水域の心配は減りますが、石に関しては水質に作用するので慎重になる必要があります。

 

結論は水草レイアウト水槽はビーシュリンプ飼育に対しメリットよりデメリットの方が多いということになります。

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