(ビーシュリンプ水槽)夏の水温対策

ビーシュリンプを飼育しているうえで一番の悩みの種が夏の高水温ですよね。

 

水質などの飼育環境は変更すればいくらでも改善できますが、水温は外気温に左右されるのでどうにもならない問題です。

 

結局は水槽のある部屋をエアコンで管理するのが一番の良い方法なのですが、その他に何もやらないよりやった方が良いという程度の対策を少しご紹介します。

 

と、その前に高水温でエビが弱る理由をちょっとだけお話ししたいと思います。

 

水温が高くなると水中の溶存酸素濃度が少なくなりますが、これは酸素が水中に溶け込みにくくなるのではなく溶け込める量の上限が低くなるわけでして、例えばの話しだと水温20℃での溶け込める酸素の量が100だとすれば、水温28℃では上限が70になるわけで、どれだけ強くエアレーションをしても水中に溶けている酸素の量の上限は水温が高くなればなるほど下がっていきます。

 

水温が高くなると水中のバクテリアの活性が高くなり積極的に分裂を行いますが、その際酸素を消費します。この酸素の消費量によって溶存酸素濃度が左右されることになります。

なので、水温が高い時期は強めのエアレーションをした方が良いのはバクテリアが消費する酸素を補ってあげるという理由になります。ただし、水温が高い状態ではどれだけ強くエアレーションをしてところで溶け込める酸素の上限は低いのですからまずは水温を下げることを最優先にしなければなりません。

 

照明の点灯時間を短くする

外気温以外で一番水温を上げるのは照明です。長く観賞していたいので12時間つけています・・・という方はいないと思いますが、一日3~4時間もつけていればエビは健康に生きていけます。

タイマー制御で一日の点灯時間を自動管理するととても楽ですし、規則正しい生活が健康に良いのは人間だけではなくエビも一緒ですからね。

また、蛍光灯を使っている方は、熱を放ちやすいのでLEDに変更するのも多少効果はあります。

 

濾過はエアリフト式の物がおススメ

電源のある外部フィルターや上部フィルター、水中モーター式の濾過などはモーターの熱で水温が高くなりやすいので小型水槽ではあまりお勧めできませんが、外部フィルターはやはりビーシュリンプ飼育ではかなり重要な役割を担っているので中々難しい問題ではあります。

特にジェックスのメガパワーシリーズは、従来の外部フィルターのように濾過槽にモーターヘッドを取り付けるのではなく水槽内に水中モーターを取り付けるシステムなので、かなり水温に影響してきます。詳しい仕様はジェックスのHPで調べてもらえるとわかると思います。

その他、裏技的なネタですが、大きめの発泡スチロール箱にビニールを被せ中に氷水を入れて外部フィルターの濾過槽ごと冷やしてしまう方法です。ホースを通せる穴を開けてフタをできるよう加工すれば半日以上は持つ上そこそこ水温も下がってくれるのでおススメです。

 

水槽にファンを取り付ける

パソコン用のファンを加工して水槽に取り付ければ費用が安くできますが、専用の物も各メーカーから販売されていますので加工や材料集めに苦労したくない人は専用の物を購入すると良いと思います。

今までいろいろ使ってきましたがテトラ クールファンCF−60Wが一番使いやすく丈夫で効果も高いと思います。27℃程度だと照明点灯時間だけ回しても常時25℃以下に下げて維持してくれます。

スペック的に60cm水槽で1セットがちょうど良いですが、二つのファンをある程度離して使えるので小型水槽だと一つの電源で二つの水槽を冷やすことができます。

冷しすぎを心配してサーモスタット付きを購入する人もいるようですが、25℃の水温だとして3~4℃程度水温が下がったってエビにダメージになるようなことはありませんし、元が20℃程度の水温ではファンを使う必要もないでしょう。

セッティングの方法は水面に垂直に風が当たる様にするのが一番効果があります。

ただし、気化熱を利用して水温を下げるので水槽の水の減るのが早くなりますので足し水や換水はこまめに行うのが良いです。

 

荒業?強制冷却

冷たい水で換水しちゃいましょう!

 

ただし吸着系ソイルを使用している場合はソイルの劣化を早めるので頻繁な換水はお勧めしません。

 

その他、凍ったペットボトルを水槽にドボンしちゃいます。 これはやっちゃダメ・・・ではありません。

 

仕事から帰ってきてビーシュリンプ水槽の様子を見るとエビが水面近くに集まっている?

 

お腹が空いて餌を欲しがって水面に集まっている・・・わけありません。

 

エビは金魚やメダカとは違います。

 

水温29℃以上・・・

 

これはかなり危険信号です。今すぐ冷やさないと大量死に繋がる事態です。

 

ですが、これだけ苦しんでいるところに冷たい水で換水して大きく水質を変えてしまうのはエビにも相当な負担になります。

 

なので凍ったペットボトルを直接水槽に入れてしまいましょう。直接冷たい水を入れるよりは緩やかに水温が下がっていきますので1時間で2~3℃を目安に下げていきましょう。

 

ビーシュリンプ水槽水温対策まとめ

このほかにも色々と水温を下げる方法はあると思いますが、簡単にできる方法をまとめてみました。

エアコンと併用することでより高い効果が発揮されますしエアコン自体の消費電力も抑えられます。

水槽用クーラーを検討の方は残念ですが、水槽用クーラーは水温を下げて外気温を上げるので部屋の気温が高くなります。部屋の気温が高くなれば水槽の水も温められて無限ループとなりますのでご注意を。