ビーシュリンプだけじゃなく他の観賞魚にもあると思いますが、飼育に慣れてくると人とは違うことをやりたくなることがあるんですよね。
そこで、とある掲示板で大磯砂でもビーシュリンプの飼育はできると熱弁している記事があったので、詳しく解説していきたいと思います。
大磯砂でもビーシュリンプは飼えることは飼えるが
大磯砂とソイルの大きな違いは水質にあります。
平均的なphはシュリンプ飼育に使用する一般的なソイルで5.0~6.5程度でしょうか。
これに比べて大磯砂はph7.0以上のアルカリ寄りに傾きます。
ビーシュリンプは弱酸性の水質が良いとされていますが、実際のところは水質への適応性は幅広く、7.5以上のアルカリ性でも飼育が可能です。
よって、大磯砂でも飼育はできることはできます。ただし条件付きとなります。
ビーシュリンプを大磯砂で飼育する条件とは?
ビーシュリンプは水質への適応性は高いのですが、アンモニアや亜硝酸にはめっぽう弱い生き物です。
生き物がいる水槽には必ずアンモニアや亜硝酸が発生するのですが、このアンモニアは酸性下ではアンモニウムイオンとなり全くの無害となります。
よって、酸性下のビーシュリンプ飼育については亜硝酸だけに注意しておけば問題ないということになりますが、アンモニアもアンモニウムイオンも分解が進めば亜硝酸へと変化するので、アンモニアだけでなく亜硝酸の数値にも注意が必要となります。
また、大磯砂はこのphを下げる性質がないため、アンモニアはアンモニアのままでエビがダメージを受けてしまうので、phが酸性寄りに傾くソイルでの飼育が定着しています。
結論!大磯砂でビーシュリンプは飼育できる!
大磯砂は塩酸や酢酸に漬け込むことでphを下げることができます。
また、10年以上使用している大磯砂はphを上げる成分はほとんど溶けて無くなっているので、長期使用しているものに関してはphの心配はいらないかもしれません。
なので、大磯砂でビーシュリンプは飼育できるといって良いと思います。
ただ、そこまでしてビーシュリンプを飼育するのであれば、最初からソイルを使用した方が楽でしょう。