水草は国産品と海外からの輸入のものがありますが、農薬の心配があるのは輸入品です。
水草を輸入する際に、海外からの害虫を持ち込まないために検疫を通さなければならないので、基本的には農薬で水草についた害虫や巻き貝を駆除してからの輸入になります。
この農薬ですが、観賞魚に対してはほぼ無害ですが、エビにとっては非常に有害で、知らずに水槽に入れるとエビが激しく泳ぎ回り数時間後にはひっくり返って死んでしまいます。
ですが、海外からの水草は大変魅力的なものが多くどうにかしてビーシュリンプ水槽に入れたいと思う人も多いでしょう。
そこで、農薬浸けの水草をビーシュリンプ水槽に入れる前にする処理方法をいくつか紹介したいと思います。
薬品処理
水草その前にという商品は水草の残留農薬を除去するもので、農薬浸けの水草を説明書通りに使用して実際にビーシュリンプ水槽に入れてみましたがこれといってエビに変化は無かったので効果はあるのかな?と思っています。
ただ、葉の柔らかい種類の水草は溶けることがあるようです。クリプトコリネやトニナなどの神経質な水草はもしかしたら危ないかもしれませんね。
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流水洗浄
農薬は水に溶けやすいので流水で流せばある程度除去できます。
しかし、完全に除去できているかは実際にビーシュリンプ水槽に入れて確かめるしかありません。
水草その前にという商品を見つける前は、流水でしばらく流した後汲み置きの水に一週間以上浸けおきしてからビーシュリンプ水槽に入れてもトラブルらしいトラブルはありませんでしたが、絶対に安全ではないのであくまでも自己責任でお願いします。
無農薬品を購入する
海外からの輸入品でも無農薬で育てられているものもあるので絶対に農薬を入れたくないと考える人は、無農薬品を購入するのも選択肢の一つかと思います。
水草を購入する際の注意点
ホームセンターなどで水上葉の状態で陳列されている水草は結構危険です。
特にロックウールという根元に綿のような物が巻かれていたり、ポットに入っているような水草は購入しないか除去してから使うのが良いでしょう。
逆に、水草専門店やビーシュリンプ専門店で売られている水草は店主が農薬について理解していることも多いので安心して購入することができます。
また、シュリンプブリーダーは結構水草を育てるのが上手な人も多いので、ブリーダーさんから譲ってもらうという手もあります。
農薬の心配がない水草にしても、害虫などの混入の可能性もあるので、自分の水槽に新しい水草を入れる際はトリートメントをしてから入れる方が安全です。
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