道産子海老– Author –
道産子海老
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状態の良い水槽と悪い水槽の違い
よく水槽の活性が良いとか悪いなどとエビの動きを重要視する人が多くいて、調子の良し悪しを図る指標としては最も簡単で手っ取り早い方法ですが、ビーシュリンプを飼育してまだ日が浅い方はその見分けが難しいと思います。 ビーシュリンプはとっても平和主義な生き物で他の個体と極度の接触を行いません。ただ、ある条件が整った時だけ接触す... -
初心者こそアマゾニアを使うべき
アマゾニアは難しいとよく相談を受けます。 吸着メインでやってる人が大半なんですが僕にしてみれば吸着系ソイル単体でやる方が難しいと感じます。 ・水槽を立ち上げました ・バクテリアの素入れて少し空回し ・エビ入れました ・ツマツマ元気 ・水に慣れてきて抱卵しました ・ブレイクが来て崩壊しました これが吸着系ソイル... -
ブラックシャドーの選別ってどうやるの?
どのエビでも拘りを持って選別するのはみなさんやっているとは思いますが、シャドーの選別に関してはぶっちゃけた話し結構簡単だったりします。 他のビーシュリンプと同様、脚にしっかりと色が乗っている個体を残していけばそこそこ良い個体が出やすくなります。 ♂は中々色が乗りにくいのですがこのくらいなら合格ラインかな? ... -
中古品を買ってはいけない物
中古品と言えばヤフオクですが、ビーシュリンプを飼育するに当たりこれだけは買わない方が良い物をいくつか書いていきたいと思います。 1)外部フィルター 格安で落とせるなら良いでしょうが、外部フィルターってほぼ全ての部品が消耗品です。ダブルタップやフィルターケースなんかはかなり丈夫ですが、ケースなんてヒビが入ればまず使い物に... -
底面フィルター最強説
ビーシュリンプには底面フィルターと言われるほ4:我々エビ飼いには浸透しているフィルターなんですが、アクア界ではそれほど良いポジションにいるわけでもないんですね。 1)CO2を添加する水槽では使えない 光合成を促すために二酸化炭素を添加する水草水槽では底面フィルターはご法度。二酸化炭素は水に溶けやすく抜けやすいため(炭酸飲料... -
底面フィルターに使うソイルはパウダータイプが良いの?
ソイルの粒が大きいと隙間に稚エビが入り込むので上にパウダーを被せる人が多いですが、底面フィルターはソイル自体を濾過槽として使うシステムなので上にパウダーを被せると蓋をした状態となりよって通水性が悪くなるという事態が発生してしまいます。 しかも底面フィルターはその特徴からソイルの粒に負担がかかるのでよく目詰まりを起こし... -
水槽に白いミミズがたくさん湧いたけどこれは害虫ですか?
夜間消灯時にいきなり照明を点灯すると糸くずのようなウネウネ動く生物が水中を漂ってるのを見ることがありますが、これは水ミミズと言って水の富栄養化が原因です。 水ミミズはそれ自体悪さはしませんが気持ちのいいものではありませんので、排除したくなりメダカなどを入れて駆除する人がいますが、水の富栄養化が原因なので根本を改善しな... -
最短!アマゾニアを使って一週間でビーシュリンプ水槽を立ち上げる方法
水槽を立ち上げる際、濾過器を設置して有害物質を分解してくれるバクテリアを増やすのがアクアリウムの基本中の基本ですが、生きているバクテリアを直接入れてしまえば即座に分解が始まる訳でして、そんなことできるの?と疑問を持つ方も多いと思います。 結論から先に言うとそれは100%飼育水で立ち上げるやり方です。 【飼育水を使ったアマ... -
シャドーシュリンプの飼育法
シャドーシュリンプはビーシュリンプと比べて比較的歴史の浅い品種のエビです。 初めは台湾から輸入されたそうで当時は繁殖どころか飼育すら難しかったそうですが、その中でも熱心なブリーダーが少しずつ殖やしてきた子孫が現在流通している個体の大半となります。 道産子海老も2011年から飼育に挑戦し幾度となく失敗を繰り返しながら少しず... -
コストパフォーマンスに優れたビーシュリンプのブリーディングシステム
エビが順調に殖えてきたらやってみたいこと・・・ってやっぱり選別ですよね♪ でも選別するには水槽の本数を増やさなければなりません。それにはスペースや維持費、飼育機材の購入費など、諸々考えると趣味の範囲を大きく超えてしまいます。 道産子海老も最初は40cmの水槽一本からスタートしましたが、現在は10本以上に増えちゃってます。維...
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底面フィルターの目詰まりについて
底面フィルターはシンプルな構造ながら濾過能力が高くコストパフォーマンスも良い非常に優秀な濾過システムです。 ひとつ欠点を上げるとするならば、低床に依存する濾過なので目詰まりが起こりやすいということでしょう。 リンク ビーシュリンプ飼育において最も使い勝手の良いこの底面フィルターですが、目詰まりを回避する方法はあるのでし... -
ビーシュリンプにとって良いPHの数値とは?
ビーシュリンプ飼育はphが7.0以下の酸性の水質が良いよという話はよく聞くと思いますが、なぜphが低い方が良いのかという意味を知らずに飼育している方も多いと思います。 ビーシュリンプは基本的に幅広い水質に適応する能力を持っていますが、アンモニアや亜硝酸にはめっぽう弱く、ちょっとした変化ですぐに死んでしまうこともあります。 実... -
ビーシュリンプに餌はいらない?無給餌飼育はどんな効果があるのかを解説
皆さんビーシュリンプを飼育する楽しみって何ですか? 繁殖はもちろん、餌に群がるたくさんのエビを見るのも楽しいものですよね。 ですが、餌をやらないっていう人も中にはいるんですよね。 今回は、ビーシュリンプに餌を与える場合と餌を与えない場合のそれぞれの影響を解説します。 【ビーシュリンプに餌を与えないとどうなるか?】 何も起... -
ビーシュリンプ水槽の低床(ソイル)掃除って結構大事なんです
ソイルというものは天然土壌を焼き固めたものが大半で、多少の圧力では潰れることはないのですが、水の中では水分を吸って柔らかくなったりエビが掴んだり突いたりすることで少しずつ崩れていきます。そして、その崩れた細かい粒子がソイルの目詰まりを起こしたりフィルター内に入り込み濾過槽に溜まり汚泥化させることがあります。 また、底... -
ビーシュリンプ飼育にGHとTDSは重要か?
ビーシュリンプ飼育において一番重要視しなければいけない水質についてのお話しです。 一応pHも重要といえば重要ですが、ソイルでの飼育が定番化している今、pHについてとやかく言う必要もないでしょうから今回はGHとTDSのみの解説をしたいと思います。 【GHとTDSって何?】 GHとは水中の総硬度を表す単位で、水中に溶けているミネラルやカル... -
「ビーシュリンプ水槽の立ち上げ」ソイルの薄敷きが流行っている理由を探ってみる
最近僕の周りでもソイルを薄く敷いて立ち上げる方が増えてきました。 僕もソイルの薄敷きはもう5年くらい前からやっていたことはあったのですが、そういえばソイルの薄敷きに関係する記事を書いたことがあったよな?と自分の書いた記事を探してみたところ 2017年10月に書いてましたね。 https://northbeefactory.club/2017/10/21/post-268/ ... -
ビーシュリンプ水槽へのCO2添加について
水草水槽にCO2を添加すると難しい水草でも美しく繁茂させることができるようになることを多くの人が知ってからかなりの年月が経ちます。 ADAの故天野氏は、まだ水草水槽にCO2を添加するのが一般的ではない時代に、CO2を入れたらきれいに育つのではないかというところに着目し、試しに水槽に炭酸水を入れてみたところ驚くほど成長速度が早くな... -
「ビーシュリンプの移動」失敗しないビーシュリンプの水合わせの方法を伝授
ビーシュリンプは繊細で水質などの環境変化に弱い生き物です。 というのは半分本当で半分嘘です。 確かに一般的な熱帯魚に比べて繊細で、ちょっとしたことでもすぐに死んでしまうところもありますが、水質の変化には意外と強く、少しくらいのphや水温の変化程度ではへこたれたりしませんし、水質が合わないとヒレが溶けたり白点が出たりする... -
激論!大磯砂でビーシュリンプは飼えるのか?
ビーシュリンプだけじゃなく他の観賞魚にもあると思いますが、飼育に慣れてくると人とは違うことをやりたくなることがあるんですよね。 そこで、とある掲示板で大磯砂でもビーシュリンプの飼育はできると熱弁している記事があったので、詳しく解説していきたいと思います。 【大磯砂でもビーシュリンプは飼えることは飼えるが】 大磯砂とソイ... -
ビーシュリンプの色抜けの原因って?
ビーシュリンプを飼育していると日によって色が薄くなったり濃くなったりすることがあります。 ビーシュリンプを含む甲殻類は脱皮をして成長する生き物なので、脱皮直後はまだ殻が柔らかく色も薄いのが普通です。 しかし中には赤い(黒)部分が薄くなったり、白地が部分的に透けたような感じにになったりする個体もいます。 エビの色抜けの理...