アマゾニアは難しいとよく相談を受けます。
吸着系ソイルメインでやってる人が大半なんですが、僕にしてみれば吸着系ソイル単体でやる方が難しいと感じています。
吸着系ソイルで飼育している時の流れ
- ・水槽を立ち上げました
- ・バクテリアの素入れて少し空回し
- ・エビ入れました
- ・ツマツマ元気
- ・水に慣れてきて抱卵しました
- ・ブレイクが来て崩壊しました
これが吸着系ソイルで立ち上げた場合の我が家の流れです。
アマゾニアの場合
- ・水槽立ち上げました
- ・一か月空回し
- ・エビ入れました
- ・あまり元気ないかも?
- ・とりあえずマメに換水
- ・高速ツマツマ開始
- ・抱卵しました
- ・一年後殖えすぎて選別
こんな流れでいつもやっています。
かなり簡潔に書きましたが、無駄なことや面倒なことは一切やってないので大体こんな感じです。
アマゾニアは時間をかけてしっかり立ち上げる
吸着メインでやってて今からアマゾニアに挑戦してみよう、もしくは一度失敗した経験から、苦手意識を持つ人は多いと思います。
アマゾニアを代表とする栄養系ソイルは、セット初期に多くの栄養分が溶出するため、生き物が飼育できる環境を作る「立ち上げ期間」がとても重要な要素です。
とはいえ、できるだけ早く水槽にビーシュリンプを導入したいと考える方も多いと思います。
水槽を二本用意して一本は吸着系、もう一本はアマゾニアで同時に立ち上げてみてください。
吸着系ソイルは、立ち上げに長い期間を必要とせず、比較的早い段階でビーシュリンプを入れることができるソイルです。
アマゾニアが立ち上がるまでの期間は、先に吸着系の方にシュリンプを入れて、アマゾニアは足し水のみで放置してそのまま1~3か月ほど維持します。
吸着系の方がブレイクする頃には、アマゾニアの方はある程度安定し始めているはずなので、アマゾニア水槽は全換水して一週間後エビを移してください。
その後ブレイクした吸着水槽はリセットして新たにアマゾニアで立ち上げても良いですが、アマゾニアを上から被せてアマゾニアのみの水槽と同じように足し水のみで放置しておきます。
一か月後にはある程度復活しますが、アマゾニアだけの水槽に比べると安定感に欠けるので、いずれはリセットしてアマゾニアだけで立ち上げ直すことをお勧めします。
アクアソイルアマゾニアは2023年10月で販売終了
アクアソイルアマゾニアは、原料の調達が困難という理由で、出荷を休止することをADAが公式で発表しています。
アクアソイルアマゾニア ver.2に関しては現在も生産しているようですが、ビーシュリンプの飼育に関しては、明らかに使用感が違います。
ですが、アクアソイルアマゾニア ver.2がビーシュリンプ飼育に向いていないかというと、そうではなく、特別大きな問題が発生したことはないので、誤解のないように補足させていただきます。
長年アマゾニアを使用してビーシュリンプの飼育をしてきた方に関しては、アマゾニア ver.2は多少の物足りなさは感じることと思いますが、割と抵抗なく飼育できると思います。
アマゾニアを使用したことがなく、アマゾニア ver.2の使用が不安な方は、ほかの栄養系ソイルを検討してみても良いでしょう。
ビーシュリンプにお勧めの栄養系ソイル一覧
- リベラソイル
- マスターソイルネクスト
- 魔の土
リベラソイル
公式で栄養系ソイルと発表している水草用ソイルです。栄養素が豊富に含まれていて立ち上げ初期はしっかりアンモニアが発生するのでアマゾニアのように立ち上げに時間をしっかりかけてあげると良いでしょう。
コメント
コメント一覧 (3件)
アマゾニアかー。(失敗経験あります。)
アマゾニアライトとアマゾニアって具体的にどうちがいますか。
kk1017さん
アマゾニアライトは使ったことはないですが、ライトというくらいですから栄養系特有の有機物の溶出が少ないか緩やかな物だと想像できます。
ただ、濾過バクテリアの定着の速度に関しては、有機物の多い少ないに関係なくほぼ同じなので、立ち上がるスピードは同じと考えるのが妥当かと思いますよ。
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