ビーシュリンプ水槽レイアウトコンテスト2021 結果発表「DOSANKOEBI type D より

「ビーシュリンプのグレードアップ」きれいなエビを採るには選別が重要

2022年4月9日


エビが順調に殖えてくるとやはりグレードが気になってきますよね。

そこで、良い個体とそうでもない個体の仕分けをして、柄や色の固定化を図るための選別が大変有効な作業になります。

選別にはメリットもデメリットもあるので、まずはそこから書いていきたいと思います。

選別のメリットとデメリット

選別の一番のメリットと言えば、やはり個体の美しさを上げる。これに尽きると思います。きれいな個体はやはり見ていてとても癒されますし、飼育に対するモチベーション維持にも大きく影響してきます。
それだけではなく、選別によっては丈夫で大きな個体を殖やすことができるため、これも大きなメリットの一つとなります。そして、選別により自分だけの血統を作ることができるため、ブリーダーとして自分のエビを世の中の人に見てもらうという夢も広がりますね。

選別のメリット

・きれいな個体の固定化
・繁殖力の強化
・オリジナル血統の作出

選別のデメリット

・個体の弱体化
・繁殖力の低下
・環境変化による活性低下

選別のデメリットに固執しすぎない

選別によるデメリットもあるのでしっかりと意識して選別していくと良いかと思います。最大のデメリットは個体の弱体化ですが、ビーシュリンプはそれほど近親交配に弱い生き物ではないので、あまり神経質になる必要はありません。
他所から新しい血を入れるのも有効な手段ですが、購入した個体がどの程度選別されてきた個体かはわかりませんから、もし購入した個体のみで繁殖や選別を繰り返す場合は注意が必要になっていきます。場合によってはグレードを落としてでも他の個体と混ぜて飼育した方が良い結果に繋がることもあります。

グレードを上げるエビの選別の方法

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きれいな個体ですが、いきなりこのような個体が出現することは稀なので、まずは部位による選別基準のコツを解説します。

額角に注目する

エビの鼻先にある二本の太い角状の部位

これを額角と言いますが、最初のポイントはここに白がしっかり乗っている個体のみを残していきます。画像の○印の部分ですね。

この部分にしっかりと色が乗っていなければ、どんなにきれいなエビでも外した方が累代を重ねた時に苦労しなくて済みます。また、この部分は1cm未満の稚エビでもわかりやすいので、繁殖に参加する前に弾いてしまうことができるというメリットもありますので、積極的に選別していきます。

脚の色乗り

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額角のみである程度選別していくと段々と固定化されますので、次は脚を見ていきます。

このように濃い赤を乗せることは簡単じゃありませんが、段階を踏んでいけば必ずきれいな赤脚が出るので根気よく選別していくことがポイントです。

まずは、脚に少しでも白が乗っている個体を残します。赤脚が欲しいのになんで白?と思うと思いますが、脚に白が乗らないと赤も乗らないからです。赤は中々乗りずらいので白が乗っているのを探して少しでも脚に色が乗る個体を集めていきます。


左側の個体は白が乗っていますが、右の個体は赤は乗っていても脚先は半透明です。右の様な個体ばかりを集めて繁殖していくといずれ脚の色が透明になっていくので左のような個体から増やしていくのがベストです。

全体の色を見る

ここまで選別していくとかなりきれいな個体が多くなってきてると思いますが、ここで初めて色にこだわって選別をしていきます。赤は濃く、白はベッタリとペンキを塗ったような鮮やかな白を残していきます。

柄に関しては好みで選別していいかと思いますが、モスラばかり残していけば赤い部分が少なくなっていきますし、体質も弱くなりやすいので適度に混ぜて柄に関しての固定化はあまり厳選しない方が良いでしょう。

選別よりも適度な間引きが大切

水槽内のエビが殖えすぎると、成長が遅くなったり繁殖を行わない個体が増えてきます。

選別する際にはどうしても色や柄に注目しがちですが、きれいなオスと卵をたくさん抱えてくれるメスを残すようにします。

選別作業に便利な道具

最後に、長年選別を繰り返していくとどうしても作業効率が気になってきます。選別もそうですがオークションやお取り引き店舗様への出荷の際も効率が悪いと作業も捗りません。

長年色々な網を使ってきましたが、一番効率が良かったのはローキーズ選別ネットでした。ただ、網に関しては消耗品なので劣化します。ネット部分に腰が無くなってきたころが交換時期ですので予備を入れて複数本持っておくのが良いのかな?なんて思います。

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