今さら聞けないビーシュリンプ飼育入門(道具編)

今さら聞けないビーシュリンプ飼育入門(道具編)

これからビーシュリンプを飼育しようと考えている人のための記事になります。 飼育経験者の方にはちょっとつまらない記事になるかと思いますのでご了承くださいね。

 

まずは道具編

 

必要なものと必要ないもの、あったら便利、今すぐ必要ないけど後で必要になるものなど、詳しく書いていきます。

【絶対必要】

水槽

これが無きゃ始まりません。

デザインやメーカーは好みで良いと思いますが、サイズに関しては30~60cm、水量にして25~60L程度が最も使いやすいでしょう。

水槽の水量の計算方法は、幅×奥行×高さ

(例)30cmキューブ水槽の場合

30cm×30cm×30cm=27000cc

27000cc=27L

これは水槽の高さいっぱいまで水を入れた状態での計算になります。

通常水槽の高さいっぱいまで水を入れた状態で使用はしませんので、正確に算出するには高さの部分を水槽の底から水面までの高さで計算しますが、あまり拘る必要はありません。

濾過器

濾過器にも色々なものがありますが、初心者には底面フィルターが安価で使いやすいと思います。

底面フィルターは水槽の底面に濾過器本体であるプレートを置き、その上に砂利「底床」を被せます。

プレートに接続しているパイプにエアポンプで空気を送りこんであげると、空気の泡が水面へ向かう浮力によって水槽の水が循環するようになります。

実際に濾過する部分は底床になるので、他のフィルターのように濾過材を購入する必要がなく、濾過能力はもちろんコスパ的にも大変優れた濾過方法といえます。

エアポンプ

ビーシュリンプも魚と同様に水中の酸素をエラから取り込みます。

なのでエアポンプを使ってブクブクしてあげないと息ができなくなって死んでしまいます。

砂利「底床」

ビーシュリンプ飼育には水質を中性以下、つまり酸性にする必要があります。

なぜ酸性にしなければならないのかはまた次の機会に説明するとして、一番簡単に水質を酸性にする方法は酸性に傾けてくれる底床を使用することで、よく聞かれる言葉かと思いますがそれがソイルに当たります。

ちなみに大磯砂と言われる金魚の水槽などでよく見られる小さい石の粒は、そのほとんどのものが海又は海の近くで採取されているもので、水質をアルカリ性に向けてしまうのでビーシュリンプには向かない商品です。

一方ソイルはアクアリウム用に天然の土を焼き固めたもので、特殊なもの以外ほとんどのソイルは弱酸性の水質で安定させてくれます。

基本的にソイルの種類は好みで使用しても良いと思いますが、ビーシュリンプに特化したものが良いでしょう。

 

カルキ抜き(塩素中和剤)

水道水には人間が飲んでもお腹を壊さないよう消毒のため塩素が含まれているのですが、この塩素は魚やエビにとって猛毒になります。

汲み置きして放置しておけば塩素は自然と抜けますが、塩素は目に見えるものではないので汲み置きの場合は残留塩素チェッカーで検査してから水槽に入れる必要があります。

一般的にはカルキ抜きなどの中和剤を使って即座に無害化させる方法が用いられています。これは観賞魚全般で行われているように、ビーシュリンプも同様に使用して構いませんが、説明書に書かれている分量を守って行うようにしましょう。

その他、水槽の本数が多くなれば浄水器の購入も検討しても良いと思いますが、一般家庭用の用の浄水器ではなくアクアリウム用の浄水器が必要です。

アクアリウム用浄水器は楽天市場で安いものだと6000円台から購入できます

【後々必要】

水槽にエビを入れて数日間は餌をあげてはいけません。水槽内の環境が整ってからじゃないと水が悪くなってしまいエビが弱ったり最悪死んでしまうことがあります。

エビは経口での栄養摂取が下手な分水中の栄養分を効率よく摂取できるので、水槽内の環境が良く様々な微生物が繁殖している状態では一か月餌を与えなくても生きていられます。

照明

本来なら最初からあった方が良いのですが、暗い環境でもエビは育ちます。

ただ、ある程度光を受けた方が健康に育ちます。ずっと暗い環境だと殻の色が薄くなるいわゆる「退色」が起こってしまいます

低床クリーナーなどの換水器具

エビは大食漢な割に栄養の吸収が下手な生物なので、小さい体の割にうんちをたくさんします。

ある程度は濾過器が分解してくれますが低床クリーナーなどで水と一緒に吸い取って濾過器の負担を減らしてあげる方が水のきれいな状態を保てます。

ヒーター

ビーシュリンプは熱帯産ではではないので基本的にはヒーターを使用して水温を上げる必要はありません。

ただし、厳寒期などで水温が20℃を下回るような環境下ではヒーターを設置した方が良いでしょう。

ビーシュリンプ飼育の適温は20~25℃で、20℃以下では生存は可能ですが繁殖をしずらくなり、28℃を上回るような環境下ではエビの生存自体が難しくなります。

 

あったら便利

 

選別ネット

文字通り選別するためのネットです。グレード毎に分けたり抱卵個体を隔離する際に掬う時に使います。安価なメダカ用などの観賞魚用の小さいネットでも良いですがエビ用のネットが非常に使いやすく便利です。

隔離箱

ビーシュリンプも上手に飼育しているといずれ抱卵する個体が見られるようになります。ビーシュリンプは非常に平和主義な生き物で生きているものを襲ったり、メダカのように生まれたての稚魚が他の親に食べられてしまうことは少ないのですが、隔離箱は生まれたての赤ちゃんを入れるのではなく抱卵個体を入れて安全に孵化させるための物ですので抱卵個体を見つけたらなるべく早めに掬って隔離箱に避難させると良いです。

お勧めの隔離箱はスドーから出ているサテライトという商品です。これを使用するのとしないのでは稚エビの残りが全然違うので是非使ってみてほしい商品です。

 

各種水質チェック用品

アンモニアや亜硝酸、PHなどを調べることができる用品です。飼育経験が長くなればいずれ必要なくなるかもしれませんが初めてビーシュリンプを飼育する人にとってはあった方が良いかもしれません。

一般的には、アンモニアと亜硝酸が検出されなくなった時が水槽が立ち上がったと言われる状態になります。PHに関しては必要ないかもしれませんが、水道水は地域や季節によってPHが変動することもあるので自分が使う水道水のPHは知っておいた方が良いかもしれませんね。

 

各種添加剤

水質を変化させるものからエビのコンディションを整え繁殖を促す商品など、各メーカーから色々な商品が販売されていますが、基本的にこれらの商品は推奨しません。

商品が良い悪いということではなく、順調に飼育繁殖ができるようになった時に初めて添加剤の効果が実感できるからです。最初から色んな添加剤を使っているとどの商品がどのような効果が期待できるのかが分からなくなってしまうからです。

エビがたくさん殖えた時、きっともっとたくさん殖やしたい気持ちになると思うのでその時に使ってみると良いと思います。

 

まとめ

他にも色々と紹介したいものもありますが、ビーシュリンプの飼育は決して敷居の高い物ではなく気軽に始められるものですよという考えから最低限の物だけを紹介しています。

ブリーダーさんによって様々な方法がありそれぞれ自分の鉄板仕様がありますので、まずはそこを真似してみて経験値を積むと良いかと思います。

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