エビが死ぬ原因には様々な理由がありますが、大半はエビにとって適切な環境になっていないことでしょう。
また、エビがポツポツ落ちる頻度や落ちる個体の特徴、何かきっかけがあったのかということをよく観察することで対処のしかたも大きく変わってきます。
よくある例を紹介します。
稚エビが産まれたけどいつの間にかいなくなる
吸着系ソイルでよくある現象で、まだ固形餌を食べられない生まれたての個体が栄養不足に陥ると言われています。
エビは生まれてすぐに餌を食べ始め次の脱皮のための体力をつけます。その餌が無い環境ではもちろん脱皮に耐えられず死んでしまいます。
対策としては稚エビも食べられる稚エビ専用餌を与えるのが適切かと思われがちですが、稚エビ専用餌は食べ残した餌がソイルの隙間やフィルター内に溜まりやすく濾過能力を低下させ結果水を汚すことになりますので別の弊害が発生してしまいます。
水槽内環境が良ければ自然とエビが殖えていきます。これは一度でも繁殖に成功した方なら経験しているはずです。
あまり難しく考えると迷走してしまうので対策法をご紹介します。
ソイルの部分交換。
これでほぼ解決するはずです。ソイルは長期間維持しているとイオン交換能力が低下しPHが不安定になっていきます。
PHが不安定になるとエビに負担がかかるのはご存知かと思いますが、あの大きなエビにでさえ負担がかかるのですから当然水槽内の微生物にも負担がかかってきます。稚エビの餌となる微生物が減ってくれば当然稚エビは大きくなれずに脱皮もできません、最悪餓死という結末を迎えてしまします。
換水すると落ちる
換水すると翌日何匹か死んでいるのを見かける。良くあるお話しですよね。
道産子海老宅でも換水後☆になる個体がいますが特に気にしないようにしています。
ですが、何匹も死んでしまっては精神的にもお財布にも厳しいですよね。
まず、水槽内環境を疑ってください。
エビは元気ですか?
餌寄りは良いですか?
常時抱卵個体はいますか?
高速ツマツマしていますか?
どれか一つでも当てはまらない場合はエビに最適な環境を作れていない可能性があります。
そこに換水という環境の大変化が起こってしまったらエビには相当な負担となってしまいます。
つまり、換水によってトドメを刺してしまったというわけです。
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